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「ちょっと得する紙の知識」-第26回目は「合成紙 ユポ」について

2017/07/24

「ちょっと得する紙の知識」のコーナー。第26回目は「合成紙 ユポ」についてです。

ユポとは、ポリプロピレンを原料として作られた「紙のようなもの」です。何故、「紙のようなもの」かと言うと、「紙」とは本来、パルプなど植物繊維が主な原料となっています。しかし、ユポはポリプロピレンという合成樹脂が原料であるため、本来の意味の「紙」とは異質のものなのです。要するに、ユポとは「ポリプロピレンで作った紙状のもの」です。

ユポはポリプロピレンで作ったため、通常の紙とは違う独特の特性があります。それは何と言っても、水に強く、破れにくい、といったことです。紙は通常、破れるものです。また水に濡れると、すぐに劣化します。ですからユポは、紙の最も苦手とする特性を逆手にとって、強みに変えた「紙のようなもの」なのです。しかも通常の紙と同様に印刷適性に優れています。

こういった特性のため、ユポの用途は多岐にわたっています。例えば、屋外ポスター、屋外看板、POP、垂れ幕、パンフレット、ランチョンマット、カラオケ歌集、ブックカバー、ガイドブック、地図、食品の容器のラベル、掛け紙、ショッピングバッグ、冷凍食品の包装紙、宅配袋、ゴルフスコアカード、荷札、選挙の投票用紙などです。

ユポはかなり一般化してきたため、だいぶ知名度が上がりました。そのため、ユポは「クラフト紙」や「上質紙」のような一般的な紙の種類と思っている方もいらっしゃるようです。しかしユポはユポ・コーポレーションというメーカーの商品名です。「ユポ」を一般的な言い方をするなら「合成紙」と呼びます。これは原料が合成樹脂であることから、そう呼びます。例えがいいかどうか分かりませんが、アップルのタブレット端末を「iPad」、ソニーの携帯音楽プレーヤーを「ウォークマン」と言うように、ユポ・コーポレーションの合成紙を「ユポ」と言うのです。

ここまで書いてくると、万能のユポのように思えますが、実は弱点もあります。まず、通常のコピー機では使えません。原料がポリプロピレンであるため、コピーをすると熱で溶けてしまいます。

それから、印刷する時、ユポ専用インキが必要になってきます。

また、鋲で止めることは避けた方がいいです。一たび穴をあけると、そこから簡単に裂けてしまいます。

実は、これらのユポの弱点を克服した合成紙があります。次回は、ユポ以外の合成紙をご紹介したいと思います。

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